『氷点 下巻』で修学旅行を思い出した

こんにちは!太眉です!

こんにちは、と毎回書いてますが、太眉が太眉日記を書いているのは夜です!退勤後です!

なので、こんばんわ!太眉です!が正しいです。

『氷点 下巻』は、徹の切なさが描かれています。徹は妹の陽子が、実妹のルリ子を殺した犯人の娘であることを知ります。実の妹だと思ってきた陽子が実は他人であったことに徹は戸惑うものの、陽子の美しさや幼少から可愛がってきた親しみも相まって、女として陽子を愛し始めます。

一方、陽子は徹の北大の先輩である北原に思いを寄せています(徹は大2、陽子は高1です。子供の成長は早いもんですねー)。この北原と陽子を引き合わせたのは、徹です。ここがまず切ない。

308 徹は陽子にクリスマスプレゼントとして指輪を買っていきます。実家に帰ると陽子が驚きをもって迎えてくれます。「あー陽子は俺が帰って来て嬉しいんだ」と徹は嬉しくなります。そして、陽子に「プレゼントは何だと思う?」とクイズ形式でプレゼントを渡そうとします。この間、徹はウッキウキです。

一方、陽子の心中は、「北原さんはいつ来るの??」でした。陽子と北原は、陽子の早とちりと夏枝の意地悪によって気まずいものになっていましたが、文通によって仲直りしていました。そうして久しぶりに会うのが、クリスマスだったのです。北原はキザにも、速達で「クリスマスの晩、会いに行くよ」と郵便したもんだから、陽子はウッキウキです!

そして、家の外に車が止まり「あッ北原さんだわ!」と思って玄関を飛び出すと、お兄ちゃーーーーーん、徹お兄ちゃーーん

この時の陽子の驚き顔を、徹は自分の帰宅を喜ぶ顔と解釈したのでした。

徹のプレゼントは何でしょうクイズもクライマックスに差し掛かった時、北原が到着しました。

陽子はパッと顔を赤らめて急いで出ていき、徹は陽子が待っていたのは北原であると知ります。

「徹は自分をわらいたくなった」

切ない…

下巻から徹の心の声が()内に書かれるようになります。心の中で色々いっているのは啓造譲りですね。

その後、陽子は北原と楽しくおしゃべりしますが、徹のことを思い出し、三人で話そうと誘いに行きます。そのとき、徹は部屋で横になっており、陽子を「どきっとするほど淋しい表情で」見上げます。

太眉はこの「どきっとするほど淋しい表情」という言葉から、連想したことがあります。

太眉の高校は修学旅行で、一日民泊に泊まります。同級生3人で寝室で話していると、その民泊のお母さんが「リビングにきてお話しよう」と言ってくれました。でも、太眉たち3人はリビングの方に行かなかった記憶があります。断ったのかどうしたのか思い出せませんが、何となく淋しそうなお母さんの顔が忘れられません。

太眉たち3人は、そこまで仲が良い3人ではありませんでした。ランダムに選出されただけの3人で、少し話したことがある友達の友達って感じでした。でも、その民泊でめっちゃ仲良くなりました。

民泊ではその家の手伝いを半日するのですが、その手伝いというのが、山へ芝刈りにいってその芝を燃やす、というものです。太眉は焚火が大好きなので、その手伝いをウッキウキでやりました。そうすると二人もノッてきてくれて、鉈で「せいっ!せいっ!」と言いながら細い木を切り倒しまくりました。

お手伝いが終わり、お母さんがもんじゃを焼いてくれて、大満足の心持で寝室に言ったのですが、なんだか燃やしたりません。そこで太眉は2人に「家から抜け出して、また焚火しにいこう」と提案しました。抜け出して見上げた夜空がすごく綺麗ででした。鹿児島だったのですが、夏と思えないほど涼しくて、「服装ミスった」と太眉が言うと1人がなぜかツボッたことを今思い出しました。山に着いてみると、芝がほとんど燃え尽きており、新たに焚火できるほどなかったので、すぐに引き返しました。

部屋に帰ってから、いろんなことを話しました、3人の内1人がニコニコ動画に詳しくて、シャムゲームという実況者の歴史について教えてくれ、そのまとめ動画も見せてくれました。太眉はアングラというかネットの影の部分を知った気がして、面白かったです。

でも3人とも、部活もいつメンも違うから、この雰囲気が今だけのものだってわかっていました。

だから、お母さんのお誘いにのらなかったのです!

この言い訳をするがために、長々エピソードを書きました!

いやーお母さんとお話すればよかったなって思います。お母さんは夫が亡くなり、2人の子供は独立しています。ここからは太眉の想像ですが、一人の生活を満喫していると、「修学旅行生、受け入れ案内」みたいな紙が来て、応募して、色々準備してくれたんだと思います。なんか、久しぶりに家がワイワイ賑やかな感じで、懐かしく思ったんじゃないでしょうか。

あー話しとけばよかったなー

今日は、ここまでです。

おやすみ

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