わかる、わかるぞー啓造

こんにちは!太眉です!

今日も『氷点』を読み進めているわけですが、いやー啓造くん。共感できる点が多すぎます。

196頁 啓造は夏枝(妻)に、陽子(啓造の娘を殺した犯人の娘)の出生届を提出してきて欲しいと頼まれます。役所に向かう道中、啓造は憎き犯人の娘を自分の籍の内に入れることに嫌悪感を持ち、出生届を提出するか迷います。

迷う啓造の心の流れを書くと次のようになります。

自分の本心は陽子を愛することではなく、犯人の娘をそれとは知らせずに夏枝に育てさせることにある。つまり、陽子を引き取った理由は、夏枝を苦しめるためである。→でも、犯人の娘を可愛がるなんてできない、辛い→いーや、それも覚悟の上だ。自分が育てているのが犯人の娘だとも知らず、せっせと育児に勤しむ夏枝を見るだけで、満足だ→でも夏枝はそんなに悪いことしたか?不貞を一時の気の迷いとして、許せないものだろうか→いーや許せない。そもそも一回じゃないし!→俺は一度も不貞してないのに、夏枝ときたら…

わかります。わかります。啓造は「陽子を引き取る」という決断をした理由、目的を再確認しています。自分がした決断の厳しさにぶち当たったときに、その決断をした理由を再確認する感じ、めっちゃ身に覚えがあります。

「なんで簿記の資格なんて取ろう思っちゃったんだろう」と何度思ったことか!その度に、太眉がしたい転職に必要だから、という理由を思い出しています。何か理由、目的、経緯がはっきりすると、徒労感がなくなるんです。決断をした過去の一点と、目指しているゴール地点との間に自分がいる感じ。全体の中の自分の位置が見える感じです。

啓造もそれをしたんでしょうね。

206頁 啓造は陽子のことが抱けません。頭を撫でてやることさえできません。陽子をみると亡き愛娘ルリ子が思い出され、陽子を可愛がる気になれないのです。

当然です。利己的な遺伝子が、自分以外の複製の生存にコストを割くことを良しとするはずありません。実際、文中に「生理的に受け付けない」という文言があります。とても正確な描写といえます。一昨日の太眉日記に書いた内容が活きました。『上級国民/下級国民』を読んでいなかったら、206に引っかからなかったでしょう。

今日のラストは238です。文をそのまま抜き出します。

「日記を三年続けて書いた人間は、将来何かを成す人間である。十年続けて書いた人間はすでに何かを成した人間である」

太眉は2018.4.8から日記を書いています。今日で5年2か月です。太眉は何を成す人間なのでしょうか!楽しみですね!

ちなみに啓造は小3から書いているので、レべチです。院長先生になるのも、美人のお嫁さんをもらえるのも、愛娘を殺した男の娘を引き取るもの、以外でもなんでもないですね。

今日はこのへんにしておきましょう。

太眉は今日、「もう上巻が読み終わるから、下巻予約しとこー」と、図書館の予約画面に入りました。すると、なんと、『氷点』が四巻構成であることがわかりました!上巻、下巻、続 上巻、続 下巻、です。続ってなんじゃ!!

知らず知らずのうちに、長編小説を読み始めてしまいましたー

おやすみ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA