こんにちは!太眉です!
太眉は岡田斗司夫さんの本や動画をよく見ます。今日は、岡田斗司夫さんがユニバーサル・トークについて講演した動画を見ました。公演の最後に質問タイムが取られ、そのときに上がった質問が、自分の体験と大きく被っていて面白かったので書きます。
ユニバーサル・トークとは岡田さんの造語で、誰にでも伝わる話し方を指します。ポイントになるのは、共感です。
複数人が参加する話し合いの場面で、自分がAという意見を持っていたとします。一般的な話し方術では、このAという意見を通すことがゴールになります。一方、ユニバーサル・トークでは、自分の意見を通すことをゴールとせずに、その話し合いに参加している人全員で一つの意見を作ることをゴールにします。だから、自分以外の人に共感することが必要なのです。どのレベルの共感かというと、相手の意見を自分の言葉で説明できるレベルです。結構、ハードル高そうですよね。
質問者さんの質問は次のような内容でした。「私が役員をしている町内会で、町会長さんの会議の進め方に館長さんが文句を言っている。町会長さんはまず、議題に対する意見を最初に発表する。それから、会議の参加者に意見を募る。そうして出てきた意見や町会長の意見への反論に対して、「おっしゃる通りです。でも~の理由でそうはいかんのです」と言って、最終的には自分の意見を通してしまう。そんな町会長さんに対して館長さんは「何言われてもおっしゃる通りというけれど、結局は自分の意見を通しおる。あんなの対話と違う」と文句を言う。役員である私はどうすれば…」
岡田さんは次のように答えました。「町会長さんはリーダーをやるくらいだから頭が良い。議題が持ちあがった時点で答えがもう思い浮かんでる。でも、それを押し通してしたんじゃあ皆がついてこないから、みんなの意見を聞くターンをポーズとして設けている。そのポーズ性に気づいてる館長さんは不満を持っている。じゃあ、町会長さんは、自分の結論→みんなの意見聞く→町会としての結論の順じゃなくて、みんなの意見を聞く→自分の意見をみんなの意見の合体作として発表の順にしてみたらどうか。まず、みんなに意見を聞くんです。そして、共感するんです。そうすると不思議なもんで自分の意見が、だんだん変化してきて、他の意見のエッセンスがちょっとずつ入ったものになる。そうなることで会議の結論が名実ともに町会としての意見になり、うまくいく」
太眉の会社では、半期ごとに個人毎に目標を決めます。その目標の達成率によってボーナスが変わるというものです。その個人目標は上司と一緒に決めていきます。もう大体、話は読めますね?
上司は太眉に書いて欲しい内容が、既に決まっているんです。でも、それをそのまま太眉に伝える訳にはいきません。だから、ポーズとして太眉が目標の原案を作ります。でも、それはあくまでポーズなのでどれも採用されません。それで結局は、上司が持っている結論に近づくように修正されていくんです。
ポーズとわかっていながら、原案を作り修正する作業が白々しく思えてしまいます。この気持ちは館長さんと共通しているのではないかと思います。
では、太眉は上司とユニバーサル・トークをする場合、どうすれば良いのか。上司の意見を聞く→共感する→太眉の意見に上司の意見を加味したものを、太眉の意見として発表する、という感じかなー
上司は、自分の意見100%にしたいから、太眉要素を排除する方向で修正を求めてくるだろうなー
ユニバーサル・トークって、共感を通じてその場に参加している人たち意見の合作を作ろうって話だと思う。となると、その場に自分の意見を100%通そうとする人がいたら、ユニバーサル・トークが目指すゴールにたどり着けないんじゃないかなー
今日は以上!おやすみ!